「流星群」収録分(歌詞ページ)
「ココロ」
少し寒いからこっちにおいでよ
夜も遅いから冷えてきたみたい
明日の朝も早いんだよね
テレビも止めて今日はもう寝ようか・・・
「一人にしてよ あっちにいってよ」
言いそうになるから避けたりもするんだよ
そんなコロコロ変わるようなやつだよ
だからあんまり信用するなよ
しないでいいのに 君は
どうしていつもこんな僕の後
ついてくるんだろう 何も言わずに
「やさしさ」なんて気まぐれなもの
何の保障も出来ないよ それなのに
天気もいいからどこか出掛けよう
行きたいトコはあんまりないけど
街を歩いて写真を撮ろう
きれいなものが好きなあなたと・・・
どうしていつも大事な人を
大事に出来ず逃げ出すんだろう
悲しい事や忘れたい事
何故だろう 思い出す
泣いていたんだろう 声も出さずに・・・
少し思い出す優しい記憶
ある冬の夜あなたの部屋で
二人だったらあったかいよね
少し寒いからこっちにおいでよ
「さよならの中に悲しみが宿らないように」
あの空のように在るのか無いのか
わからないものに希望を託す
それが何だか人間らしいねと
僕は君に伝えたかった
さよならの中に悲しみが宿らないように
精一杯笑おうとして 涙流れた
あれほど必死になった
理由がわからないように
君との別れの理由もわからなかった
風が吹いた日には落ち葉を見つめ
生まれ変わりの意味を思った
「連れていって欲しい 君が行くほうへ」
幾度も浮かんで そしてはじけた
朝焼けの空に理由を求めないように
僕の隣に居るのは君が良かった
さよならの中に輝きが潜んでいたように
きっとわからない事はたくさんあった
あの空のように在るのか無いのか
わからないものに希望を託す
「それが何だか人間らしいね」
此れを聞いたら君は笑うかな
「ギフト」
ずっと昔の事に思えても
あれは確かに僕だった
軽率な幼さで自分を振りかざしてたんだ
それは今振り返っても
苦い思いが込み上げる
見つめていた筈の君の事でさえも
観たい様にしかみてなかった
あの時の足りなかった優しさ
その分はきっと君が「悲しみ」で
埋め合わせしてくれていたんだね
時々僕は「悲しみ」が何故か
優しさに似てるなんて思ったけれど
きっとそれは悲しいほど当然の事だったんだ
やっと昔の事に思えても
君を確かに傷つけた
憎むべき幼さでナイフを振り回してたんだ
それは何度悔やんでも
悔やみきれない事なんだ
だからこそ過去と手と手取り合って
さようならじゃなくて「ありがとう」
あの時の足りなかった優しさ
その分をずっと僕は
誰かに埋め合わせしたいと思うんだ
未だそれが正しい答えなのか自信はないけど
間違ってはいないと思ったんだ
あの時の足りなかった優しさ
その分はずっと君が「やさしさ」で
埋め合わせしてくれていたんだね
何度も僕は悲しみがいつか
優しさに変わるなんて歌ったけれど
きっとそれは
君が教えてくれた事だったんだ
君が教えてくれたんだ・・・
「雨風」
絡まった心の糸が静かに解けてゆく
出会いだけが僕らの時計を動かす欠片
頑なに閉じていた扉が開け放たれる
誰かのモノでもない命が流れ込んできて
その波に攫われた
今も吹き付ける風は誰にも吹く風なんだろう
僕のモノでもないこの足が歩を進める理由
もう二度と帰れないと判ってても振り返る
僕の中で作られた思い出という幻
未来を背にしてまで辿り着いたその先で
思い出とその面影の隙間から見え隠れした
本当の僕の姿
今でも降りしきる雨は誰にも降る雨なんだろう
誰のモノでもない体に僕が戻れる理由
忘れ物をしたような
後悔を認めたくないような
この気持ちは何だろう?
問いかけながらゆく
今でも降りしきる雨は誰にも降る雨なんだろう
誰のモノでもない体に僕が戻れる理由
今も吹き付ける風は誰にも吹く風なんだろう
僕のモノでもないこの足が歩を進める理由
僕の存在理由
「心の扉」
もっと違う形で出会えたなら
もっと早く君と出会えてたなら
そう願う日も確かにあったけれど
そうじゃないんだ 出逢えた事が奇跡
探し物を二人していたんだ
目的地の違うそれぞれの旅路で
僕らがあの交差点で話した事は
挨拶みたいで ささやかなものだったけど
僕らがあの時開いた心の中に
キラキラとした何かが 確かに輝いてた
探し当てた君のその答えに
辿り着いた君のその思いに
僕に出来る事など無かったけれど
それでいいんだ 生きてくことが全て
探し物は僕も見つけたんだ
目的地の違う旅路で
別れ際君に渡したのは
想い注いで咲いた 祝福の花束
あれから時間は確かに過ぎていって
たくさんの出会いと別れがやってきたよ
その度に君に伝えたい思いを
見付けていったよ あぁそうだ
僕らがあの時開いた扉の中に
見つけたものが何かわかった気がするよ
僕らがあの交差点で過ごした時を
いつの日かこのメロディと共に思い出すよ
いつの日もこのメロディと共に思い出すよ